こんばんは。
未病の立場で、どうしても考えたいことをシリーズ化して勉強📚していきたいことを書いていくシリーズを今日から書いていきたいと思います。
今日は、その第一弾として、性嗜好障害について書いていきたいと思います。
性嗜好障害は本人が一番苦しい
これまで、小児性愛障害を起こしているであろう方たちが、小児に対する事件を起こしてきました。
中には異なる人もいるとは思いますが、みんながみんな、小児性愛障害に理解があるわけではありません。
それは、性嗜好障害を障害とは見ずに、頭がおかしい、異常者という認識を持っているから。
それは、あまりにも残虐な断絶の仕方ではないですか?以前、たかまつななチャンネルに出演した方がいました。
その方が言われている言葉にこういう内容がありました。
『自分は、このまま行くと、小児性愛により、事件を起こしてしまうかもしれない、そう思うと怖くなって、精神科を受診した。』
性嗜好障害が、立派な障害だという認識をまず私たちは身につけ無ければならないと考えます。
精神科医学領域における『性嗜好障害』の立ち位置
私自身、精神科医学の領域で、小児性愛障害がどういう立ち位置なのか知りたかったので、調べてみました。
すると、ちょうど良い論文が見つかりました。
https://www.ohishi-clinic.or.jp/wp-content/uploads/2023/04/kokoro-2018.pdf
こちらは、実際に、千単位の依存症の患者さんを見てきた医師が執筆をされているものです。
この医師の言われている中でなるほどと感じたのは、二つでした。
治療上の問題点と、先生が考えているのは、本人達が無事に治療が完遂され、再発していないか、そして、きちんと最後まで通院しているか?という部分を踏まえて考えるべきとあります。心理面や精神面含め、社会的に健康な状態で、正常な意識を持った人として求められているという現状をよく把握しなければいけないという事が、性嗜好障害を患っている人が自身の異常さにまず気づかないとだめだということになります。
治療で行われていること
認知行動療法、内観療法、薬物治療までは、見たことや聞いたことありますが、条件反射制御法は知らなかったです。
まずは、内面を可視化することができるのが、内観療法ですし、行動認知や薬物治療まで、しっかりやることをやっているという認識でした。
ただ、それだけでは、社会的には不足しています。就職支援や、裁判支援まで行っているという事が、かなり大切なんです。
社会的に自分が異常だと認識できても、外に出れなければ、また同じ事になりうる怖さがあります。
そうならないために、患者が社会復帰するその日を夢見て支援しているという事であれば、私はもの凄く嬉しい。
依存症を持つのは、誰にでも起こる話だから。そうなった場合、いかに自分が正常に近づけるか、依存を断ち切れるかが試されてきます。
その時に、心の拠り所があるのとないのとでは違ってきます。
と考えて、こういう治療を受けることを、私は賛成しています。
以上で、性嗜好障害について終わります。