薬剤師Rasの考え

薬剤師として感じたことを書いています!

私が今回の件で感じた事

こんにちわ。

今回の件で、Twitterを騒がれてしまいすみません。半年間の様々な話し合いから、いよいよ見えてきた認識の差、それだけではなく、今後、人に対して勧奨する場合、どうしていくのかを含めて、論文などをあげながら考えていきたいと思います。

私が今回の記事で言いたいこと

まず、言わせてください。

何事も、メリットやデメリットがあり、それらをバランスよく見極めることは大事です。

しかしながら、メリットを過度に評価するのは頂けません。メリットを大きく捉えることにより、デメリットがないという錯覚を覚える可能性があります。

特に、今回の件の発端になったのは、化粧を含む美容行動について。

私自身は、化粧そのもののメリットは知っていました。しかし、それだけではないことも理解していました。

次章では、化粧そのもののリスクについて書いていければいいと思います。

化粧そのものの問題点について

今回、化粧そのものを考えてみたいと思います。化粧自体は、メンタル面でかなりメリットがあるように言われています。

ただ、皆さんが無意識のうちに、デメリットに脅かされているという事を理解しているでしょうか?

普段から化粧をする練習をしないと、顔が面白いことになるとか、よく言われます。

でも、私はそれでもいいと思うんですよ。

結局、化粧がないと、外を歩けないという状況を自分で作り出す事になったら、自分の首を自分で締める事になります。

普段から、化粧をする、練習するのも確かに大切です。ただ、それが裏目に出る可能性があると言うことを認識すべきなんですよね。

なぜこう思うのかですが、以下の論文を読み感じたからです。

http://www.fukuoka-pu.ac.jp/kiyou/kiyo21_1/2101_yonekura.pdf

こちらは、女性の化粧行動と対人恐怖性の関係性を問う論文になっています。

もちろん、対人恐怖性が低い人は、化粧をすることで、メンタル面の安定ができます。

しかし、対人恐怖性が高い人や、化粧に対して嫌悪感がある人は、メンタル面での不安定さが問題になります。という事は、そこらへんを理解した上での、化粧そのものの勧奨をすべきなんですよね。

行き過ぎれば、依存も問題になります。

化粧なしで外歩けない、醜態恐怖症のリスクも挙げることになります。

単純に、化粧そのもののメリットだけを大きく捉えて、他人に対して勧奨するのは厳に慎むべきだと思います。

まとめ

そもそも、たかが化粧そのもので、今回の件が起きたのは、かなり悲しいです。

しかしながら、私自身、化粧そのもののメリットの享受だけを感じられる人は少ないという認識なく、メリットだけを全面に押し出す事は、暗に、化粧をすることを強制していると、捉えられる可能性や、化粧そのもので、自分を苦しめるリスクがあるというデメリットの認識も持ち、他人に勧奨するという事か大事ではないかと感じるに至りました。

化粧自体を身だしなみの一環、範疇を超えないと考えるのは、かなり短絡的だと言わざるを得ないと考えます。

メリットやデメリットのバランスをよく考え、見極めて、人に勧奨することの大切さを、皆さんに考えて行ってほしいと思います。