こんばんは。
今回は、先程のスペースでお話しした、未病と終末期医療は根底で繋がっている旨の話をしましたが、今ひとつ繋がりが認知されないのでは?という指摘より、話をしていきたいと思います。
未病と終末期医療は根底で繋がっている。
まず、未病と終末期医療はそれぞれが、全く別物であるという事を理解してほしい。
そして、別物であると同時に、根底に隠れた真相にも目を向けてほしい。
まず、この上記をご理解いただけますようお願いします。
まず、終末期医療においては、最期のあり方について考える時間であるというのはご理解頂けているはずです。
ただ、多くの場合、本人が望む望まないに関わらず、医療処置を伴う延命措置が家族の同意の元行われています。
そうならないように、本人の意思決定が充分に行える状況の内に、きちんとした認知がある状態で相談したいですよね。
そうならないために、今何もない状況から認識を変え、早期に治療をし、医療費の継続的な負担をかけないために、予防するために、未病という意識が大事になるんだよ。って言う事ができます。
未病と終末期の根底における真相、繋がりはこういう意味が隠れています。
なぜ、未病と終末期の繋がりを教えていかないのか?
実際のところ、未病と終末期医療が別物、それぞれが違うものと考えられており、それぞれに対処したらいいという考えしか持たれていない印象を、病院に勤めていると感じます。
特に、終末期医療の方になると、いよいよの人がほとんどを占めてくるので、それ以前の話し合いにまで頭が回らないことが多いです。
挙句、片手間で療養病床を持っている病院になると、急性期の対応が忙しいため、それ以前の話にまで、頭が回らないのです。
だから、未病や終末期の繋がりになかなか気づけない人たちが、医療関係者には多いと思います。
未病にこだわれば、終末期も変わる
今まさに問題になってきている話として、身体拘束の話がよく出されてきました。
認知機能の低下により、暴れ回る人や、徘徊しまくる人の数が、多く大変な医療施設は多いと思います。
ただ、一つ気づいてほしい。
認知機能が維持、向上していれば、意思疎通は可能だし、職員が疲弊することもない。
本人が、自分のことは自分でできるだけで、職員がその人に関わる時間を減らせる訳です。
未病の考えがあれば、認知機能が落ちるよういんを理解できるし、前向きに対応ができる。
今寝たきりの人は仕方ないが、今後高齢者になる人たちに対して認識を改めてもらうのは必要だと思います。
そうすれば、自分らしさを残す終末期医療になっていけると考えます。
一般の方だけではなく、医療関係者にも考えてもらえるといいなと思います。