薬剤師Rasの考え

薬剤師として感じたことを書いています!

国民教育 第三弾 適切な薬物治療へのあり方

おはようございます。

国民教育 第三弾は、今の医療現場の薬💊不足から適切な薬物選択をすることの重要性と、必ず薬剤師に相談する姿勢を身につけることについて書いていきたいです。

風邪🤧に抗菌剤を使用しないで!

抗菌剤の供給が、いよいよ危ぶまれるようになりました。塩野義のフロモックス、他社のホスミシンなど、出荷調整が相次いでいます。

これまで、何度も何度も繰り返し言われていたと思いますが、抗菌剤の適正使用が、なかなかされていません。都会では、ある程度検査をするなどして、適切に対応していると思います。が、地方での医療機関では、認識が古いままの方がいるのが、現状だと思います。

繰り返しになりますが、風邪は、インフルエンザ同様に、ウイルス性疾患であり、細菌ではないです。そのため、抗菌剤の使用は効果がありません。

漢方を使うことも必要

まず、医療用漢方だけではなく、実際に、ドラッグストアに行かれたらわかると思います。

脂肪燃焼を謳っているナイシトールは、防風通聖散のことなんです。

漢方の成分で、注意が必要な部分もあります。そのため、簡単に話をすること、提案は憚られるのですが、適切に使用すれば、問題がないこと、効果の出方がものによるため、個々に合わせやすい特徴があります。

簡単な例に、葛根湯があります。

葛根湯は、よく風邪の引き始めに使用することがよく知られています。

抗菌剤を風邪に使うのではなく、葛根湯などの漢方を使用する方が、抗菌剤を使用していないので、必要なところに行きやすくなります。

薬剤師を適切に利用する姿勢の形成

眼科や耳鼻科、歯科など、専門的にきちんと見てもらう必要が高い診療科や、慢性疾患などの対応に苦慮する診療科などがあるように、それぞれ診療科毎の特徴があります。

ただ、なんでもかんでもを、医師に頼りすぎていることも事実。

薬剤師に、状況把握をさせ、受診勧奨させるのは、難しい事ではありません。

今回、私は、Twitter上ではありますが、葛根湯を勧める事ができました。

現状把握は、よっぽど複雑化しなければ、わかりやすく簡単な話です。

それすらもしない、薬剤師がいるのなら、申し訳ないけど、やめてほしい。

とにかく、薬剤師に頼る訓練をしっかりやってほしいです。以上です。

追記

私は、一般人に対して、医療相談は受け付けていません。相手が、明らかに医療関係者、または、医療系学生の場合に限り相談に乗るというスタンスをしています。

今回の場合は、相手が医療関係者であることを加味した上で、対応させて頂きました。

確かに、証を見ずにどうしてできるんだと言われるのは、わかりますが、お相手が、1番自分の状態を理解している訳です。もし不安なら、再度薬剤師に相談するなり、対応はできると思いますので、そのつもりで。