薬剤師Rasの考え

薬剤師として感じたことを書いています!

私が、今の医療現場で働いて思うこと

こんばんは。

去年の六月に実家の病院に入職し、今週末で一年を迎えます、Rasです。

早いもので、一年という年の過ぎゆく速さに驚きと、怖さを感じています。

今回の記事では、私自身が働いてきた中で感じたなかで、思うことをきちんと書き残したいと思います。

資格の重みを実感した経験

私自身は、薬剤師の資格を取得したものの、あまり資格に対する頓着がない状況が続いていましたので、資格の重み自体をきちんと認識していませんでした。

そのような中、私自身の資格がある事が本当に大切で思いのだと気付かされた経験がありました。

それは、医療監視と通称では言われる地方保健所の立ち入り検査での一幕にあります。

立ち入り検査では、検査に際して必要な資料の提出が求められます。その中に、処方箋があります。処方箋は、調剤済みになってから三年間保管期間が設けられています。その保管期間中での検査でしたので、処方箋が持っていかれることになりました。

その時、ハンコが二人分に分かれている事を、保健所の方が見逃さなかったんです。

『二人も薬剤師がいるなんて、凄いじゃないですか!これは、かなり強いですよ。娘(私)さん頑張ったんですね!』

まず、驚きました。そしてなぜ、そこまで言われるのかわからなかったです。ただ、実情を知り、資格がある事の重さを初めて実感しました。

なぜ、薬剤師の数に拘らないといけないのか?

今後、実家の病院が将来的に介護医療院や、医療機関併設型介護医療院に一部変更する可能性がある中で、そのどちらにも薬剤師が必要になってくるからです。

1型や2型があるみたいですが、1型なら150:1、2型なら300:1と規定されています。

要は、薬剤師が対応せねばならない把握しなければならない部分が未だに多くあることを、国が認めているという事。

介護度が高い患者さんは、今の私の病院では、たくさんおられます。そのため、寝たきりの方や、流動食の方など、今後介護医療院に移行したとしても、より一層介護支援が必要になります。

薬剤師の数は、入居者に対してナンボ?ということより、もし、1型で薬剤師二名なら、入居者300人の対応より、2型で考えることができます。

介護支援が必要という事は、自分で薬の管理がままならないという事も明らか。

という事は、薬剤師による調剤業務により救われていく方が増えるため、社会的な貢献が可能になります。

薬剤師という資格が無ければ、患者に対して一切の投薬が不可

薬剤師がいなくても、診療所では、医師の指示の元、事務員やほかの業種が投薬しているのを見たことがあります。ただ、それらがしていることは、完成にグレーであり、アウトの可能性もあります。

なぜかというと、それらの業務全てが薬剤師の専売特許だからです。独占業務にあたる業務を無資格者がしているからです。

もちろん、医師が最終的な責任を取るという形になっているから、まかり通っているという事だけは、皆さんも知っておいてほしい。

本来なら、薬剤師でなければ、薬を出すという行為はできません。たまに、夜間に薬剤師がいないからという事で、代わりに看護師さんが、薬を出す夜間診療をされている病院なら致し方なしではあります。そういう致し方ない話ならよいのですが。

薬剤師という資格がある。という事は、患者さんに対する責任が重くのしかかってきます。それに耐えることが、投薬することなんだと強く感じました。

という事で、私自身が感じたことを書いていきました。以上です。