薬剤師Rasの考え

薬剤師として感じたことを書いています!

慢性期医療の在り方について〜薬剤師として感じると〜

こんばんは。

薬剤師の資格を持って日々のゆったりした時間を味わいながら仕事をしているRasです。

Twitterでたくさんの医療関係者と関わりを持つにつれ、いろんな意味で医療の在り方をより広く深く知る必要があると感じています。

今回の記事では、慢性期医療が軽視されているように見える実情に対して、薬剤師としてどう捉えているか、そして、いかに急性期医療との繋がりをどう構築すれば、軽視されないのかを考えて記事にしたいと思います。

急性期医療>慢性期医療という実情

Twitterでは、慢性期医療の関係者がかなり少数派であることを感じます。

どちらかというと、救急医療の関係者の方々、急性期医療の関係者が多い印象です。

もちろん、その中には、診療科に限らず、適切に慢性期医療の対応をされている関係者もおられますが、人の生死が緊急度の高い疾患において高い事から、救急医療や急性期医療にやりがいを感じている方が多いのは、頷けます。

慢性期医療がなぜ…悲しくなる実情

救急医療や急性期医療を絶対的なこととして考え、慢性期医療を馬鹿にする、理解を示さない人がいるのも、今の日本の現実でしょうか。

確かに、後期高齢者医療制度に伴い、たくさんの医療費が膨れ上がっている現実は理解しています。しかしながら、慢性期医療の中には、回復期医療や、在宅医療、障害者医療など、社会的ニーズに基づき、行われている医療も実在しています。

実際、急性期医療から丸投げされるのが、回復期医療を含む慢性期医療であるという事実を、多くの医療関係者はどう考えているのか?と、慢性期医療の一関係者として、強く怒りを覚えていますし、悲しい気持ちでいます。

慢性期医療と急性期医療の繋がりをいかに適度にできるか?

急性期医療と慢性期医療の繋がりをいかに適切にできるか?私は、療養型病床の医療機関の1人として感じることがたくさんありました。

慢性期医療の最終的な対応って、終末期医療だと私は思っています。

最低限の薬を使用し、患者さんのケアをしっかりとして、適切な処置をする。

最後まで自分らしく生きることの手伝いができる事が、終末期医療の醍醐味だと思います。

ただ、これが理想的であり、現実は壮絶なレベルであるということは、私自身も勤務している身ですからわかります。

ただ、この壮絶な実情を、こと急性期医療の医療関係者が知っているのかな?とふと疑問が浮かびます。

結局は、自分自身が現場に立ち、慢性期医療に従事しない事には理解が進むことは、一ミリもないということは、同じことは急性期医療でも言えるわけです。

という事は、どのようにしたら、相互が適切に繋がって行けるのでしょう。

それは、慢性期医療の中身をより理解しようと向き合う気持ち、興味関心を持って慢性期医療に従事しようする姿勢を身につけることだと思います。

同じように、急性期医療に対しても、何かあればお願いする立場なんだという気持ちを忘れずに、感謝する気持ち、慢性期医療への理解をより深くしていく必要があります。

そうすることで、急性期医療と慢性期医療の相互の理解が円滑になり、よりよい医療をもたらすことになると思います!

今回は以上です!