こんばんは。
ここ最近、仕事が忙しくてなかなか記事に割けない状況でした。すみません。
今回の件は、今皆さんが考えている以上に考えて欲しいことがありまして、書いています。
簡単に、生活保護を申請しないで
こんな事を言ってしまい、医療関係者として失格かもしれない。ただ、生活保護を申請し、実際に生活保護になった人たちの民度であったり、認識のあり方に、私は違和感を感じていました。
実際にお会いできた人の中で、感じたのは、ブランド品を身につけていたり、感謝がなかったり、医療費の自己負担がないのをいいことに、偉そうな対応をしたり…。そんなことが、日常的に見えていました。
もちろん、医療費はタダですが、そこに使われているのは、多くの場合、私たちが納めた税金により賄われています。
私たちの税金が、生活保護世帯にあてがわれているという事を皆さんは知っていますか?
社会扶助制度の元、生活保護がありますが、その内情をきちんと理解している人は、生活保護世帯の人にはいないでしょう。
医療費がタダ。このカラクリは?
生活保護世帯の人は、生活保護指定医療機関であればどこでも受診、来局することができます。しかしながら、それ以外の医療機関には、受診、来局はできません。なぜでしょう?
それは、社会福祉局という機関に対して、医療開始者名簿や、調剤開始者名簿の提出による医療券や調剤券を発行してもらう必要があります。
ただ、これだけではありません。
生活保護世帯には医療費はタダになり、自己負担額なしになります。その一方で、医療機関や薬局は、自己負担額に当たる10割を支払基金に請求することができます。
医療保険であれば、患者からの自己負担額が、3割や2割、1割となり、それを差し引いた額の支払い請求をします。ただ、生活保護指定医療機関や薬局になれば、そういった手間がなくなり、10割をそのまま、支払基金に請求できます。
ようは、多少の手間がかかるけれど、確実にお金が入ってくるという事が保証される。これを、経営者が狙って指定を取るようにしているのだと感じます。
生活保護世帯の生活が、子供に与える影響は?
生活保護世帯にとって、医療券や調剤券があれば、医療費タダで、受診、来局できますから、だいぶん、楽ではあります。
しかしながら、生活保護世帯の生活が、子供に与える影響は、甚大ですね。
高等教育の大学、専門学校への進学ができません。生活保護世帯から離れる世帯分離をするしかありません。
そのため、高校から自分が自立した上での、進学と就労をしなければいけない状況があります。
ということは、生活保護世帯の生活水準と、年収600万〜1000万以上の生活水準の差が埋まることはなく、普通に収入がある家庭の子でなければ、安心して進学が難しいという現実があります。
そういう状況のまま、生活しているが故に、その生活に対しての悲観から、薬物や嗜好品に溺れてしまう可能性があります。そうでなくても、実例があるぐらいですから。
そういう環境で、育ってしまった人たちには、責任はありません。しかし、最低限の生活ができるだけでは、全く足らないのが、今の日本なんです。
人生詰む前に、生活保護と医療の関係をよく理解してください。
生活保護を申請するのを、怖がってしまった人もいるでしょう。ただ、一つ言えるのは、生活保護の実情や、自身の状況などを勘案して、どうしようもない人に、生活保護を与える。それが、一番大事です。
医療機関や薬局は、生活保護指定医療機関や薬局をとる前に、一呼吸おくことをおすすめします。大切なのは、生活保護をなくしていける、安心して就労できる環境づくりですから。
人生詰む前に、この事実を知り、もし、就労支援などが受けれるなら、片っ端から、利用して欲しい。簡単に、申請しないで。
やるだけやった上で、申請してください!
貴方は、食われ続ける人生を送っていきたいですか…?