こんにちわ。
今回の記事は、薬剤師Rasと皆さんで、セルフメディケーションそのものを考えようという記事になります。
まず、セルフメディケーションの意味についての説明を行い、このものがはらんでいる問題についての理解、認識をするため、事例を含めて説明し、共有していきたいと思います。
セルフメディケーションとは?
簡単に言えば、自分で治せる部分は、自分で治そうという考え方です。
ただ、この考えには、かなりの問題が孕んでいることを、私自身は、学生の時から、感じていました。
セルフメディケーションの問題
その当時の違和感を感じたのが、こちら。
『セルフメディケーションで、控除しよう。』
セルフメディケーション自体が悪いことではありません。しかしながら、控除の対象にしてしまうと、度を超えてセルフメディケーションをしてしまう人を増やす事になります。
実際に、薬剤師国家試験の模試問題で、このようなフレーズを含む問題がありました。
『薬局に、ロキソニンを買いに来た。以前の頭痛は、ロキソニンを飲むとかなり楽になった。しかし、ここ最近は、ロキソニンを飲んでも、疼痛が減らない。』
最悪なのは、
『大事な商談があるので、病院には、終わらないといけない。』
いや。
いやいや。
いやいやいやいや。
病院行けよ。これは、薬剤師が受診勧奨しろよ。って、問題を解きながら、突っ込んでいました。
市販薬を過少評価をしているわけでありませんが、市販薬を飲んで改善する場合は、いいのですが、改善しない場合、普通の頭痛ではない、より重篤な疾患が隠れている可能性があります。よって、市販薬だけに頼ってしまうと、手遅れになる可能性があります。
だからこそ、薬局の薬剤師が、受診勧奨をしなければならないのだと言えます。
市販薬は、あくまで医療までの繋ぎ
薬剤師の受診勧奨、医療機関への受診タイミングをより早期にできることが必要です。
この際、市販薬を使用する意味について、はっきり断言しておきましょうか。
それは、あくまで医療機関への受診への繋ぎであるという事。
市販薬を過少評価しているわけではありませんが、市販薬では足りない、医療機関で受診するとなった時がタイミングであると言えます。
市販薬を使用して、改善していたものが、改善しなくなったとしたら、いよいよ時期です。
医療機関でなければ、根治ができない疾患があります。それを知り、自分の命を守るようにしてください。
以上です。