こんばんは。
ここ最近寒くて、トイレにいくのも一苦労な方多いと思います。だから、排便習慣や放屁も、我慢しようとしている人がいるかもしれません。
ただ、排便習慣のコントロール不良や放屁の我慢は絶対にすべきではありません。
生活習慣病のリスクだけではなく、皆さんの体調をも悪くする可能性があります。
そうならないように、きちんと排便習慣、放屁を我慢せずにしていきましょう。
排便習慣不良による便秘でおこる問題とは?
排便習慣不良による便秘は、嫌なものですが、トイレにいくのもつらいといきたくなくなるものです。
ただ、便秘になると、たくさんのリスクが出てきます。そのうちの二つを挙げます。
- 生活習慣病のリスク要因
- 大腸の穿孔がおきる
この二つをみて、皆さん怖くなったと思います。ただ、それが一番に出てくるほど、要因として多いんです。
今回は、大腸の穿孔がなぜ起きるのかの方を詳しくお話しします。
便秘による大腸穿孔について
実際、便秘してこなかった人でも、大腸穿孔は排便後にも起こるという報告が実際にあります。
ただ、便秘していなくても起こるという事は、便秘していれば、確実に大腸穿孔のリスクは、相対的にあがります。
では、便秘による大腸穿孔はなぜ、どのように起こるのでしょうか?
こちらは、光永クリニックのホームページより絵を抜粋しました。
排便習慣が適切な状態が、左なら、右は、排便習慣が不良になっているとわかります。
特に、注意してみるとわかりますが、大腸で適度に水分が吸収された状態で排便されたら、すらっとした便がでます。
しかしながら、大腸で、過度に水分が吸収された場合、便が固くなりやすいことがわかります。
バナナ状の便を目指そうといわれますが、それが物凄く大事なことなんですよね。
便秘の仕組みはわかったと思いますが、なぜ、大腸穿孔が起きるか?という事はわからないままだと思いますので、仕組みを書いていきたいと思います。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcoloproctology1967/46/1/46_1_58/_pdf
こちらが、便秘傾向が強かった患者さんが、大腸穿孔を起こした症例の報告です。
まず、認識すべきは、便秘傾向というか、便秘状態が長く続いたという背景なんですね。
下剤を長期間服用していて、排便習慣も不良の場合も同様のことが言えます。
長く大腸に、便がある状態が重なり、穴が開く事で症状がでる。排便しようと力を入れた時に、症状がでる場合があるとも考えておくべきことだと思います。
大腸穿孔を予防するには?
排便習慣不良を排便習慣良好にする。まずは、生活習慣を整えるしかありません。
排便習慣のコントロールをしっかり行う事が必要だと思います。
あとは、便秘にならないために、私が毎日しているのは、階段を毎日使うことで、お尻の筋肉を鍛える事が良いかもしれません。
階段の上り下りしていると、息が上がるかもしれませんが、慣れてくるとしんどくないです。
後は、過度な水分吸収を起こさないように、日々の食事に、食物繊維を多く摂るようにする必要があります。
腸管に便が長くあるのは、リスクしかありません。便秘の裏に、大腸がんなどの疾患が隠れているかもしれません。気になる症状があるなら、受診をおすすめします!
それでは、また!