薬剤師Rasの考え

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高齢者教育 第三弾 高齢者医療の歪み

こんばんは。

今日は、高齢者教育の第三弾として、高齢者医療の歪みについて記載していきたいと思います。

後期高齢者医療保険制度が失敗だった😔

事実、この後期高齢者医療保険制度を作り、負担額が1割、一部の現役高齢者は3割で今回っています。

私自身がこの際はっきり言うのは、今の1割負担を2割、3割に段階的に上げていく案です。

なぜかというと、現役世代と変わらず、3割負担をしている高齢者と、1割の負担の高齢者とは、態度に差があると考えているからです。

現役の高齢者は、仕事の関係で大変ではありますが、ある程度身なりがしっかりしているし、丁寧さを感じます。

ただ、1割負担の高齢者はどうでしょう?

もちろん元気があり、井戸端会議を通して、相互理解をしっかりしており、身なりもきちんと正された方もいます。

ただ、自分でやれないけど、人にしてもらうしかないのに、職員を顎で使うような患者も実はいます。

院長に対しては、ニコニコ☺️しているかもしれませんが、意外にも、看護師や看護補助には、偉そうに口を聞いている方もいると、詰所で話を耳にしたこともあります。

やはり、負担割合が低いと何かしらの勘違いを引き起こすのは、ほぼ当たり前に起こると考えて良さそうです。

後期高齢者医療保険制度と介護保険制度の比較

実は、介護保険制度というものがあるということを皆さまはご存知のはず。

この介護保険、かなり制度的に厳しいというのを知らない人がいると思います。

介護保険制度は、地方自治体が主体になっているため、補助金💰や負担金だけではなく、既に掛けている掛け金で構成されています。

介護度や介護支援の度合いにより、使用できるレベルが違ってきます。

あとは、介護支援専門員の腕により、受けられるサービスも異なるのは、自明の理。

後期高齢者医療保険制度のように、湯水のように保険が利用できるわけではなく、区分以内でのサービス以外受けられません。

それに、介護保険制度を利用している場合は、医療保険制度ではなく、介護保険制度を優先利用することが、必要になります。

なので、介護保険制度並みに使える保険の利用を制限することを、後期高齢者医療制度に組み込むことを考えるべきです。

介護保険制度上と後期高齢者医療制度上の点数比較

高齢者医療の歪みを、皆さんに知っていただくのが、今回の内容ですので、実際の両制度上の比較をして見たいと思います。

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上は、医療保険制度または後期高齢者医療制度上の場合の点数。下は、介護保険制度上の場合の点数。

点数で書き出すと、介護保険制度上では、517点ですが、医療保険制度または後期高齢者医療制度上では、650点になっています。

下にゼロをつけると、その差は、明らかです。

点数で見ると、100点差前後、金額的に見ると、1000円前後の差になります。

この差を見ると、明らかに介護保険制度が、かなりコンパクトに点数が決められているのを、確認できます。

この差を見て、何も思わない…は、よしてください。

どれだけ、医療費で散々使い込んでいるかを、考えてほしい。

それを理解していない医療関係者はたくさんいる。高齢者のみなさんは、まずこの認識を頭に叩き込むことからはじめてください。

診療報酬関連にも通じる話ですから、しっかり理解してくださいね、開業医関係者の皆様!

これで、終わります。