薬剤師Rasの考え

薬剤師として感じたことを書いています!

私が医療の現場で感じた『厚顔無恥』

ここ最近、昨日記事を書いて久しぶりに更新しました。コメントも、読者の方から頂き、私の記事に対する適切な指摘を頂き、大変ありがたく感じています。

今回の件は、以前のブログでも、散々書いてきた悪質なクレーマーに対して、私自身の思いも含めて考えていることを記事にしていきたい。

悪質極まりないクレーマーは、得てして金に汚い。

すみません。私自身がこのクレーマーに対し、相当な憎悪がありまして。

なぜかと言うと、『医療関係者の時間を引き込み、自分たちの為だけにやっている。』

『金に対して、相当意地汚い』と言う事が、彼らの発言や行動の端々で感じていたから。

普段、入院患者の入院費用の徴収で、患者さんのご家族が来られるのですが、大体皆さん、11万程度の入院費用を納めています。

私の亡き祖母も、10万ぐらいを毎月年金から天引きして支払っていました。

大体の人は、その程度の費用を必ず支払うように求められていました。ただ、今回の悪質極まりないクレーマーの場合、五分の一程度の費用で良いことなっています。いろんな経済上の手続きがされてのことですが、この時点で、既にお金に対して、かなり汚いと言うことができます。もちろんいろんな意味で苦労しているのかもしれませんが、これほどお金に対する意地汚い部分は、見るに耐えない部分があります。

厚顔無恥』とはこのことか…

皆さんは、『厚顔無恥』と言う言葉を知っていますか?意味を知らない人は、調べてみてほしい。

かましく、恥知らずなさま。他人の迷惑などかまわずに、自分の都合や思惑だけで行動すること。

まさに、この言葉が一番しっくりくるのが、この悪質極まりないクレーマーだと思いました。

医療関係者になって、半年薬局で働いていましたが、薬局でも、多少の厚かましい人はいましたが、行き過ぎたこともなく、どちらかといえば、薬局に対して理解ある人が大半を占めていました。

地元で、実家の病院で働いていて、今回のクレーマーみたいな人には初めてお会いしました。

自分都合、患者の家族だからといって許されると思っているのか、過度な要求。薬剤師、看護師、果ては医師までを引っ張り込む。

匙を投げたくなる人だろうなと感じました。

それだけではなく、今日、近隣の病院に転院された患者さんの状況を認めず、病院側に非があるかのような発言をする。

高齢者の福祉関連の仕事をしたことがある人なら絶対に理解しておくべき認識すらも欠落しているあり様に、私達は、何を言っても無駄だと感じました。

高齢者は、加齢とともに、嚥下能力が下がります。中には自分で食べまくる力みなぎる高齢者もおられますが、本当にごく僅かな話。

徐々に、食べれなくなり、流動食に切り替わることが、起こっています。

今回の患者さんの場合、年齢的な部分かそうでないかはわかりませんが、口からの摂取が難しくなった結果、流動食になっている訳です。

そういう実情を目の当たりにし、本来なら認めないといかん部分を、口から食べれるようにしてくれ…なんて言われる始末。

匙を投げるレベルやわって感じです。

医療機関として二度と受け入れたくない。

これほどの憎悪を感じたのは、この方がはじめてでした。ただ、患者さんには罪はなく、医療関係者としては、仕方ないという認識で向き合ってきました。

しかしながら、患者に悪気がなくても、家族まで医療関係者に対して必要以上に要求されるのは、医療機関としては、対応したくないレベルです。

もはや、その感覚になっている医療関係者が大半を占めている以上、また受け入れれば、同じことになります。ということは、もう私の職場としては、受け入れたくないという話になります。

こういう実情ですから、病院としては、もう二度と受け入れたくない状況であるということをご理解の程よろしくお願いします。