こんばんは。
この度、弊院の看護師が、3名退職されました。寂しさはありますが、年度を区切りに辞められるという、筋をきちんと通した退職であったのではないか?と考えています。
すでに短期の就職を前提に働いてくれた看護師の方に対して、師長がショックを感じられるほどであり、彼女の人となりに尊敬と惹かれるものがありました。
残る2名も、結果として辞めることにはなりましたが、致し方ない事情を抱えていたことを含め仕方ないと感じていました。
ただ、それだけなら記事を書くことはしないというもの。
今回の退職から見えた職種による様々な問題点だけではなく、今後の医療現場から退職者を出さないために、どうするのかを考えていきたい。
職種間での問題点と壁について
特に、医療現場では、医師を除く多くの医療関係者が存在しています。
特に、患者やその家族との対応に追われながらも日々勤めているのが、看護師であり、私たち薬剤師も、尊敬しなければならないと真面目に考えずにはいられません。
しかしながら、薬剤師と看護師、看護師と医師では、看護師の対応がことごとく異なることがあります。
薬剤師と看護師の間には、見えない壁があると考えています。なぜかというと、薬の投薬まで薬剤師が関与しているわけではない。その手前にある、処方監査までしか対応しておらず、投薬は看護師さんが対応しています。
ただ、これは、入院患者さんに対して。
外来患者には、直接投薬しているのは、既成事実でしょう。
一方で、薬局薬剤師では、ほとんどが外来患者。処方監査から投薬までの一連の流れを、全てにおいて自分でできるわけです。
患者さんに直接投薬できる事のありがたみや、直接投薬ができるからこそ、信頼関係が強まるというもの。
薬剤師の立ち位置が、病院では低いことの遠因になっていると考えます。
その他の医療者に対しても、同じようにいう事ができます。
医療現場の人手が足らない原因 退職者を出さないために。
まず、医師においても初期研修医で、ドロップアウトしてしまう方もいるという事に驚きました。ただ、そういう人たちの特性として、真面目に考えている、それが過ぎてしまった結果だと思います。
もちろん、医療現場は、医師がふんぞり返っているだけで回るわけではなく、薬剤師や看護師などのスタッフと協力して働いていくことになっています。
ただ、残念ながらそういう認識がない、又はそういう認識が薄い人たちに現場が占めている可能性は否定できません。
逆に、そういう認識がない人や薄い人たちが、最も簡単に、初期研修医や後期研修医を終わらせているのだろうと感じられます。
現場に対する熱い思いを胸に頑張っている人を貶し、不真面目や、ゴマすりがうまい人たちがうまく渡っていると感じられます。
同じく、薬剤師や看護師にも、医師と同様の理由で、退職を迫られたり、自習的に辞められる方がいるのも、頷ける話であります。
そういう現場の認識や、考え方を、頑張っていく人たちと同じか添えないと、これからも、どんどん退職者や、医療現場の人手が少なくなっていくと考えられます。
皆さんは、今の医療現場のあり方に対して、いかがでしょうか?
貴方の考えを教えてください!