今日は、いろいろと感じることがあり、そして一年と二ヶ月経ったことでわかったことがあり記事を書いていきます。敢えて、挨拶の言葉は入れてません、あしからず。
慢性期医療の重要性
まず、急性期医療のやりがいやかっこよさに惹かれて、多くの求人が流れている現状を、今の急性期医療の現場の方がわかっていないこと。
当たり前のように、紹介状を送ってくる医療機関の存在。
確かに、兵庫県内には、私のところともう一つしか慢性期医療機関はありません。しかし、何も検索もせずに送られてきているのでは?と感じるような紹介書の数々。
紹介書の内容をチラッと見てわかるのが、患者の出身であるとか、そもそも慣れた地なんでなど、患者がそこの土地に愛着を持っていることがわかる記載があるものや、そうでないことなどです。
医療機関全体の中で言えば、慢性期医療機関はごく一握りです。しかし、急性期医療機関から、当たり前のように、紹介状が届く実情は、嬉しい反面、ただのおしつけでは?と感じます。
慢性期医療の重要性がどこにあるのか?これは、急性期医療の補完です。症状の悪化抑制や、治療効果の補填などを、肩代わりする役割があるからです。
治療の継続、と簡単に言えば、聞こえはいいです。しかしながら、それに至るまでの労力や時間の消費などを考えると、かなり非効率なんです。だからこそ、やりたがらない人が多いし、行きたがらない人が多い。
それでもなければ、急性期医療機関では無理だし、パンクしてしまいます。
薬局や地域施設との連携のあり方
薬局や地域の他施設との連携についても、わかったことがあります。
私の職場には、地域の高齢者施設から患者さんが外来で受診もしくは、送迎車に便乗して来られる患者さんが多くこられます。
元気な方や、認知症の軽度の方などがいますが、現実問題、元気な方は、地域社会の住民として、つながりをもち住めています。が、認知症などの脳の機能障害を患われた方は、老人ホームや介護支援施設の入所を余儀なくされ、ある種の隔離をされているという事です。
もちろん、認知度の低下による周辺症状で、家族の心理的負担も鑑みれば、老人ホームなどの介護施設に入所は、致し方なしと言えます。が、施設から来られる方と、地域で実際に住んでいる方を比べると、元気の度合いも異なるという事。それに気づきました。
急性期医療機関の紹介状にも、多数散見されるのも、認知機能の低下や脳の機能障害を起こした患者さんです。それらを見ても、やっぱり、地域社会に溶け込み生活している人でも、いつこういう状況に陥るかわからないなという事を痛感しました。
長く書いてきましたが、やはり地域施設や薬局との連携のあり方について書いていきたい。
まず、これまで記事に書いたように、社会に溶け込み生活している方でも、いつ何があるかわからない。なので、日々こられた時は、その方の様子に気を配る事。
後は、薬局から薬をもらっていて、入院に際して、たくさんの薬を飲まれていた方に対して。
これは、薬局薬剤師の方にお願いがあります。
薬剤情報提供書だけではなく、薬剤師でも、患者さんに関する情報を提供してほしいのです。
なぜ、これが必要か?それは、患者さんの体調を時系列に確認できる事で、なぜ💊が出されたのかを正確に理解する事ができるから。
医師が書いている診療情報提供書のようなものを書いて頂かないと、なぜ、この薬が出たのかが理解できないだけではなく、この薬を飲まれて体調の様子はどうなのか?を理解できないからです。
実際、薬剤師さんでブログ繋がりで知り合った方は、患者さんとの会話から、疾患の有無を見抜き、診療所や病院に受診を勧奨し、ついでに、患者情報提供書も記載して渡されたぐらいです。
患者情報を得れた方が、病院や診療所でも、その後の治療がしやすいだけではなく、患者の状態を理解するためには、必要なものだと思います。
いろんなことを書いてきましたが、理解して頂き薬局や施設側だけではなく、病院や診療所への情報提供などにも、目を向けて言ってほしいです。以上です。