薬剤師Rasの考え

薬剤師として感じたことを書いています!

医師は本質的に頭がいいのか?

こんばんは。

医師という職場の権威性が揺らいでいることに、危機感を感じている方もいるようですが、私は、この揺らぎこそが、必要な転換期を催す地震だと感じています。

なぜそう思うのかですが、それは、医師自身で本質的な賢さを持ち合わせている人の存在が少ないことに、違和感を感じてきたからです。

今回の記事で、本質的な賢さと、今こそ、医師の社会的意義を問う必要がある事を、皆さんに理解してほしいと思う。

医師になる人は、頭脳明晰な人

今回、医師の本質的な賢さについて語る前に、医師そのものの賢さや能力の高さについて知る必要があります。

そもそも、医師は、お金の問題さえ差し引けば、頭脳明晰である程度の能力的高さがあればなれてしまう職です。

よくTwitterなどで、医学部で底辺だと言われる学生がいますが、仮にも医学部受験を通過した身ですから、頭の良さや能力は高いはずです。

それでも、常に留年のプレッシャーを持ち学生生活を過ごしています。

残念な医師を大量に放出しているという自覚を大学側がしていない

留年のプレッシャーに打ち勝ち、無事卒業し、医師国家試験に合格しても、医師にはまだなれません。

2年間の初期研修医という期間を過ごす必要があります。

実は、この2年間である事がわかります。

それが、本質的な賢さを持ち合わせているかどうかという事。

この部分を持ち合わせていない研修医が、実はたくさんいます。残念ながら、そういう医師を放出していることを大学は自覚していません。

本質的な賢さを持つ医師をコメディカルが切望する訳

実際のところ、コメディカルの方たちの方が、研修医よりも、専門性や優秀性が高い人たちが多いです。

なぜかというと、ある程度経験値が持てるようになると、専門性との相乗効果でより、確固たる知識や、人間性を醸成できるようになるからです。

チームで医療を行うという認識があるからこそ、互いに尊敬し、信頼している。

だからこそ、研修医の時期に、本質的な賢さを持つ人ほど、話しかけられ易くなるのです。

ただ、研修医の時期に勘違いした人たちの末路は、本質的な賢さがないので、周りに引かれていることに気づくことなく、自分が何もかもできるとイキっているわけです。

だからこそ、医師が本質的な賢さを持つことは、コメディカルにとってはありがたいことなんです。

本質的な賢さを持つ医師の姿

そもそもですが、医師で本質的な賢さを持つ人が少ないってことを知っていますか?

薬剤師や他の医療関係者に対して、上部だけではなく、相互の対話が可能な人は、感謝されます。

では、本質的な賢さを持つ意味とは何でしょうか?

それは、医師自身ができないことを認めて、他の医療関係者に頼ることができるということです。

この認識を持たない医師が多いのです。というか、医師の勘違いによりコメディカルが苦労をしているのが現状というのがわかっていない人がいるんですね。

医師だけがだす処方箋のレベルについて考えている医師は、薬剤師が介入しなければ、処方箋レベルは低いままだと言われていました。

医師だけの処方箋のレベルと、薬剤師が介入した後の処方箋のレベルの違いについてはっきりとしたエビデンスはないかもしれません。

が、薬剤師が介入しなければうまくいかない例はかなりあります。

そこの認識がある医師は、薬剤師にうまくコンサルをかけていると言えます。

他職種への敬意や、感謝を忘れない医師ほど、本質的な賢さがあると私は感じています。

以上です。