薬剤師Rasの考え

薬剤師として感じたことを書いています!

医療関係者という存在意義

こんばんは。

今回は、ある救命医のツイートを引用して考えたいことがあります。

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人命救助をするために、他人の顔色を見る必要があるのか?

医療関係者の方々で、実際に人命救助をする時に他人の顔、まさか見ていないですよね?

医療関係者がなぜ、存在しているのか、その意義をもう一度再認識する必要があると思います。

そもそも、目の前に人が倒れている時に、すぐに行動しなければ亡くなる可能性はあります。

トリアージをして、適切な処置をして、救急車に取り次ぐこと。これだけできれば、救命率は格段にあがります。

だからこそ、生存率を高め、救命率をたかめることが重要になります。

そのような大切な処置をする前に、人の顔を見て考えなければならないことが、許されるのでしょうか?

私自身も悔しい思いをした経験がある。

私自身も、資格があれば、薬剤師として、医療関係者としてたち振る舞えたと悔しくて、地団駄を踏んだ経験があります。

それは、105回薬剤師国家試験か106回薬剤師国家試験の時、新幹線で遭遇した一幕があります。

私は、指定席でゆったりと座り、勉強していました。すると、新幹線のアナウンスが流れてきました。

『ただいま、50代男性が、体調不良を訴えております。この中に、医療関係者の方おられましたら、お声がけください。』

場内に響きわたるアナウンス。私は、今の自分ではいけないことに、強く怒りを覚えました。

この時の記憶がありありと、このツイートを見て思い起こされ、これは違うのではないか?と感じました。

医療現場で、日々人命救助を行なっている立場の人間が、こういう場で、冷静に対応できるか否かが話が変わってきます。

こういう部分から、私は、今回のツイートの内容には、反対するしかないです。

医療関係者のQOLってそんなに大事?

医療関係者であれば、皆さんが必ず考える話ではありますが、私は、医療関係者のQOLは、40代から考えるべきであると考えます。

40代となれば、脂が乗り、経験も知識も申し分ない状態であります。だからこそ、この時期に、自分と相談しながら、今後のことを考えていくのが最適だと考えます。

逆に、二十代や三十代の人がQOLを考えるのは、はっきり言ってダメだと思います。

なぜかというと、この二十代、三十代に身につける知識や、経験はその時しかありません。

その時に、貪欲にならなければ、いつその知識を吸収するのでしょうか?

それに、QOLが高いからいい職場か?というと違います。それだけ縛りもキツく、残業もできないとなると、逆にできないことにより、QOLがより低下してしまいます。

そういう状況を踏まえると、ある程度は、QOLが低い現場のほうが、縛りがないですし、その分、自分のしたい、身につけたい事に時間を使えます。

いかがでしょうか。

このツイートを引用したのは、この内容を批判したいのではなく、医療関係者がなぜ存在するのかを、より皆さんに考えてほしいと思ったからです。

この内容を踏まえて、皆さんが、よい職場に恵まれてくれるのを願っています。