薬剤師Rasの考え

薬剤師として感じたことを書いています!

慢性期、療養型の病院で感じる大変さについて

こんばんは。

Twitterをしていると、医療関係者の方々と繋がりやすく、いろんな知見を見聞きすることができ感謝している反面、自身の職場事情などを、あまり語らない人が多いと感じます。

もちろん、守秘義務があるため、勉強になる部分でも、ギリギリを責めないと行けない部分があり、言いたいことが伝わらないとヤキモキしている人が多いと思います。

今回は、医療系学生、特に薬学生に向けて、私自身が感じることについて書いていきたい。

慢性期、療養型の大変さ 1

まず、慢性期というのは、回復期も含まれていることを知って置いてください。

そして、急性期からの緊急の連絡、転院に伴う薬の整理が大変だという事です。

そもそも、急性期での治療が一旦終わると、回復期や慢性期にいきます。

ただ、回復期に行く人、いやいける人は、かなり少ないという事です。

そもそも、心疾患や脳疾患を知識として持っている方ならなぜかわかりますよね?

明らかに、他の疾患に比較して、脳機能障害が残るリスクが高い訳です。

脳機能障害が軽ければ、リハビリなどをすれば、社会的復帰ができますが、重い事のほうが多いです。

そして、リハビリの効果が薄い、リハビリしてもうまくいかない場合だと、療養型への転院を紹介されます。

たぶん皆さんの多くが、回復期を経由して、社会復帰するという世界線を想像していますよね。

ただ、それが、理想でしかなかったという事を、痛いほど叩きこまれます。

慢性、療養型の大変さ 2

実は、私が一番言いたい事なんです。

死生観を真剣に考えさせられます。

なぜそう感じるようになったかというと、療養型の病院は看取りの病院です。

寝たきりの患者さんや、いよいよ死期が差し迫った患者さんなど、いつ何があるかわからない人が入院しています。

転院した後数ヶ月しかいない患者さんも多いです。

死亡退院を通して、自分がどう生き、人生を過ごしていくかを真剣に考える場所になると感じます。

薬剤師💊としては、心機能や肝機能を考え無ければなりませんが、薬が急に止まる事もありますし、緊急で使用する必要がある薬もあります。その管理などの徹底が必要になります。

そういう働き以外では、患者さんとの拘りは大切ですが、行き過ぎないように気をつけています。

っていう感じですかね!