こんばんは。
あくまで、火傷の初期対応としての、冷却と清潔にするという認識を持つのは当たり前として、如何にその後の対応をし易くするかは、今の間に考える必要があると思います。
初期対応でのポイント
火傷の初期対応を誤るとその後の救命に影響するので、一般の方には特に注意してほしいのですが、まず、受傷箇所の充分な冷却と、受傷箇所を清潔にすることに、注力してほしいです。
特に、今回の場合、臀部の片側が大きくズル剥けしていました。なぜ、そうなったかは、受傷箇所に近い衣服を無理矢理、脱がせようとしたからです。
まず、しっかり冷やしていれば、衣服を脱がせる時に受傷箇所を傷つけずに済んだ可能性があります。
もし、断水して、流水で冷やすのが難しい場合は、冷蔵庫に氷🧊入っている家庭、もしくは、コンビニで氷を購入している家庭は、そのままかもしくは、ビニールに氷を入れ、衣服の上から冷やすことをしてください。
少なめに入れて水袋にしてください。
しっかり、衣服に水で濡れた感じになるまで、置いてください。
清潔にするために。
ここは、受傷箇所を傷つけない事が重要です。
なぜ、冷やすかというと、受傷箇所の傷を深くしないためです。深くなるという事は、部位からの感染を引き起こすことにつながるからです。あとは、もし、可能なら、流水で綺麗にしてください。
湿潤療法は、私は懐疑的です。
なぜかというと、いくら冷却、清潔にしていても、その後の対応如何では、遅発性感染の要因になります。
どんなに受傷箇所が僅かであったとしても、清潔にする手間をかけないと難しい😓のです。
使うことが望ましい軟膏についても、賛否両論あるので、言及するのが難しいためです。
ただ、一つ言えるのは、ドレシング剤は絶対に使わないで、一般の人は。
なぜかというと、粘着性があるため、再々、貼り直す時に注意が必要だから。
入院した後の処置の一環で適切に使用する場合は特に問題はありません。
なので、非粘着性の包帯をしっかり回して、痛みを軽減させる。もし、可能なら、うっすら抗生剤の軟膏を使って、その後に回す。
それだけできたら、その状態で、皮膚科または形成外科に受診してください。
その時、火傷している事、初期対応はできる限りしている旨を知らせてください。
冷やすのは、継続しておくと、痛みや痒みを軽減するので、可能ならば、水袋を用意の上、受診してほしいです。
万一に備えて、知識や認識のアップデートを、していきましょう!