こんばんは。
いろんなところで、何かとかけ違いが起き、それによりたくさんの被害が起こるのは、既成事実。
癌もそのうちの一つであり、日本人男性の3人に一人、女性の6人に一人の確率で起きていることは、知らない人はいないはず。
今回は、酢の力と、癌との攻防について書いていきたい。栄養療法を考えている医療関係者がおられたら、ぜひ一度この記事に目を通してください。
酢は、弱酸性で生体内pHの緩衝材です。
皆さんは、酢酸ナトリウムを知っていますか?
薬学部での人なら、聞いたことがある液ではないでしょうか?
酢は、弱酸性であるだけではなく、生体内pHの偏りを行き過ぎずにする役目もあります。
酢は、弱とついても、酸性であるため、知らない人には、生体内のpHを偏らせると思うでしょう。実は、そんなことはないんです。
安心してくださいね。
酢は癌に強い❗️癌を遮る機序の判明について
まず、酢の力を甘く見たらいけないって事を、言わせてください。
なぜ、そう言えるのか?それは、こちらをご覧になればわかると思います。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspen/22/3/22_3_337/_pdf
これは、もろみ黒酢を用いて、大腸癌細胞の増殖があるか否かをみた研究成果を論文にしたものになります。
実際に、酢と癌の攻防をまとめたかなり類を見ない研究だと思います、非常に関心高く読ませていただきました。
すると…
- 癌の細胞死を誘導する
- ナチュラルキラー細胞の誘導作用
- 抗酸化ストレス作用
などが、要因になっている事が知られています。その一方で、癌の細胞死をどのようにもたらしているのかに、興味がありました。
その点を知る前に、癌細胞がどのように増殖しているのか?知ることからはじめたい。
こちらは、論文の抜粋になります。ただ、結構ぐちゃぐちゃになっているので、簡単に言えば…。
- 癌の増殖そのものの真相は、MMPsというタンパク質分解酵素による細胞のコラーゲン分解が主な働きによるものである。
- 血管新生などの働きをするMMPとも連動し、癌細胞の増殖に寄与するレセプター系にも作用し、働きを賦活化することで、引き起こされている。
これが、癌の増殖における事実です。
これまでの実験で、すでに、お茶の🍵カテキンも抗がん作用があることが、以前の研究で明らかになっています。
しかしながら、もろみ黒酢と癌の攻防に対しては、ほとんど知られていないようです。
では、次章にやりましょうか?
酢と癌の攻防戦の結果は?
腫瘍経と腫瘍量、そして腫瘍中のMMPの活性において全て、黒酢がしっかりと有意な差をもってして、腫瘍に勝ちました。
以下、それらに対する結果になります。
こちらも、論文の抜粋になります。が、グラフにあるように、有意な差があります。
こうなった原因、もしくは、理由はどこにあるのでしょう?
それは、MMP活性阻害によるLoVo細胞の活性阻害に貢献しているからです。
この事実が、知れたのは、私自身大変驚きでしたが、酢に対する新たな視点を得るきっかけになりました。
という事は、人間における癌細胞にも、応用が効いていく事項になると考えます。
栄養療法で癌と戦っていくことに対しては、またこれから先も、研究が盛んになっていくことでしょう。
これにて、記事を終わります。