薬剤師Rasの考え

薬剤師として感じたことを書いています!

人を育てるという事について

こんばんは。

今回の記事は、経営者の方や、これから起業しようとしている方々に対して、理解して頂き、その上で、指導や指示をしていってほしい事が含まれるものです。

人を育てる≠仕事を教えるではない

よく、人が育たないとこぼしている経営者や先輩など周りで見かけるが、正直なところ、勘違いしている事に気づいていないんです。

単純に、仕事を教えて、できるようになることが、人を育てるという事ではないという事。

仕事をしながら、その仕事に対する対応力や、仕事の意味を理解すること、その仕事をすることで、どこの仕事と繋がりがあるか、そして、失敗した時の声がけなど、先輩や上司から、どういう対応をされたかを見て、対応のあり方などを学ぶこと。

そういうものを、先輩や上司が背中で見せて、模範にしてやっていく事で、仕事のあり方を理解しつつ、人としての成長があり、初めて人を育てると言い切る事ができるということです。

人を育てる…簡単に考えすぎ!

私の周りの職員さんで、仕事がうまく回らないほどの状況の方がおり、主任さんが頭を抱えて、薬局に来られたことがありましたが、私の母や事務の方同様、皆さんが、あまりにも人を育てる事を簡単にみすぎ、考えすぎだと感じてしまいました。

人を育てる事に力を入れています…こんなおとり文句で、就活生を誘っている企業をいくつか見たことがありましたが、本当に、人を育てることができる、組織に貢献できるようになる人は、ごく一部。それが何を意味するか?考えたことありますか?

仕事を教えても、飲み込みが悪いし、仕事ができない人もいます。だけど、そういう人にこそ仕事を割り振り、できるようにすることにこそ、ポイントがあると思います。

逆に、仕事ができる人はほっておいてもできます。

しかしながら、そういう人ほど、会社に貢献しようと思う気持ちは薄く、裏切ることがあります。会社の業績には、貢献しているかもしれませんが、本質的に会社に貢献しているか?といえば違うのではないでしょうか。

仕事ができる人と仕事したい…誰でも思う。しかし…。

仕事ができる人が職場に来て欲しい。経営者や現場の人には、その願望が強いと感じます。

それは、確かにわかるんですが…。

皆さんもたぶん感じていると思いますが、医療関係者がなぜ離職率が高い理由を考えたことありますか?

そもそも資格があるから、辞めたとしても、あまり考えなくていいとか、そればっかりではなく、やはり、職人気質が強いため、経験則で考えてやる部分が強い、だから教えてもらったとしても、そもそもの経験がないため、理解が追いつかないというのが、一番強く、それが元で辞めていく人がいるんだと考えます。だからこそ、そういう経験則とか経験値を共有できる環境の必要性が、この業界に浸透しきっていないのが、一番の理由であり、それを無くしていくことが、この業界で、人を育てる事ができるようになれるということでしょうか?

以上が、私が、ここ最近いろんな意味で感じたことを書いていきました。